REDDY 多様性の経済学 Research on Economy, Disability and DiversitY

REDDY公開講座・公開研究会

2023年12月2日

REDDY公開研究会

チラシはこちら (PDF)

障害の社会モデルと人権モデルの関係に関する研究会
日時 2023年12月2日(土曜日)14:00-17:00
会場 東京大学小島ホール(2階)小島コンファレンスルーム
【主催】
障害者就労制度の日独英比較――法学と経済学の学際的アプローチ(科研費基盤B:研究代表者川島聡)
多様性の経済学(REDDY:研究代表者松井彰彦)
障害学会
【趣旨】

 2022年秋に障害者権利条約の日本における実施状況について初めての審査結果である総括所見が公表された。そこで7回言及されているのは障害の人権モデルである。障害学の基盤をなす障害の社会モデルへの言及はない。そのため、改めてこの二つのモデルの関係に関心が集まっている。
 そこでこの二つのモデルの関係について取り組んできた二人の専門家をお迎えして研究会を開催する。
 一人は、障害の社会モデルと人権モデルの関係を明らかにした論文の著者であるアンハラッド・ベケット教授である。ベケット教授は英国リーズ大学社会学・政策学部の教授であり、同大学の障害学センター長をつとめた経験を持つ。また、障害学のジャーナル(International Journal of Disability and Social Justice)の編集長を務めている。
 一人は、国際人権法学・障害法学の観点から障害学に取り組み、多くの実績を持つ川島聡教授(放送大学)である。同教授は、障害学会・日本障害法学会・国際人権法学会の理事である。

定員70名
【プログラム】
14:00 開会挨拶 
松井彰彦(東京大学経済学研究科教授)
14:05 第1報告
「障害の社会モデルと人権モデル」
 アンハラッド・ベケット(リーズ大学社会学・社会政策学部教授)

講師紹介 長瀬修

参考資料
The social and human rights models of disability: towards a complementarity thesis
障害の社会モデルと人権モデル:相補論に向けて (JD仮訳)

14:55 第2報告 
「人権モデルの複数性、そして人権モデルと社会モデルとの緊張関係」(仮) 川島聡(放送大学教授)
15:25 休憩
15:45 質疑応答
17:00 終了
*総合司会
長瀬修(障害学会国際委員会委員長・立命館大学生存学研究所上席研究員)

*アンハラッド・ベケットさん関連イベント
JDF全国フォーラム(12月6日:オンライン)
障害者権利条約「総括所見」を受けた取り組みと課題 -障害の社会モデルと人権モデル 条約実施にどう生かすか-
https://www.normanet.ne.jp/~jdf/seminar/20231206/index.html
アンハラッド・ベケット教授研究会(11月27日、立命館大学朱雀キャンパス)
「脆弱性と社会的排除 – 新型コロナウイルス感染症と世界の障害者」(仮)
https://www.ritsumei-arsvi.org/news/news-4991/

お問合せ:reddy@e.u-tokyo.ac.jp

2022年12月15日

REDDY公開講座のご案内

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REDDY/IDE-JETRO国際セミナー

日本-イスラエル『障害と開発』国際セミナー:
障害者権利条約の「現地化」を考える
日時:2022年12月15日(木)13:30-16:00
オンライン開催
 講師:ツヴィカ・オール(エルサレム工科大学准教授)
    杉本篤史(東京国際大学国際関係学部教授)

公開講座の趣旨
 アジア経済研究所では、2019~2021年に「中東における『障害と開発』」研究会を実施し、イラン、レバノン、トルコ、イスラエル、パレスチナなど中東各地の国・地域における障害当事者の置かれている状況、当事者団体の活動、各国の施策などについて報告・議論した。本研究会では大きな成果が得られた一方で、イスラエルの専門家に外部委員として参加してもらったが、イスラエルの障害学については最終報告書では、十分に述べられたとは言えない。日本ではあまり知られていない貴重な研究成果を国際セミナーの形で発信する。
 本セミナーのテーマは2006年に批准、2008年に発行された障害者権利条約(CRPD)について「障害者権利条約の『現地化』を考える」である。CRPDの実現については、条約自体の啓蒙・認知の拡大の必要性もさることながら、各国の既存法制との調整(Harmonization)の問題が当初から議論されていた。一方で、イスラエルの障害学では、これに加えて、同国のユダヤ教の中のHarediと呼ばれるユダヤ教超正統派社会の影響が注目されてきた。イスラエルの専門家による研究では、CRPDの諸概念の受け入れで大きな障壁となる保守的な社会の成員への調査を通じて得られた知見と「現地化」を巡って考えなければいけない課題を提示している。同研究は、イスラエルの事例研究ではあるものの、未だ開発が現前の課題である多くの途上国にとって大きな示唆を与えてくれる。 本セミナーは、同研究の紹介と日本における同様の課題、またそれを社会科学の立場からどのようにアプローチし、解決していくかを議論するという内容で開催する。

プログラム(予定)
13:30-13:40 開会挨拶:
村山真弓 (日本貿易振興機構(JETRO)アジア経済研究所 理事)
町川エフラット (駐日イスラエル大使館文化・科学技術担当官)
13:40-13:50 趣旨説明:
森壮也(日本貿易振興機構(JETRO)アジア経済研究所研究員)
International Seminar 森壮也
13:50-14:40 講演1:
ツヴィカ・オール(エルサレム工科大学准教授)
「地元共同体における障害者の権利概念の導入:イスラエルのケース」
International Seminar  ツヴィカ・オール
14:40-14:50 休憩
14:50-15:40 講演2:
杉本篤史(東京国際大学国際関係学部教授)
「日本の国内法制と言語権―国際法上の言語権概念を国内法へ受容するための条件と課題―」
International Seminar 杉本篤史
15:40-16:00 議論
規範の関わり合い
International Seminar 松井彰彦
閉会挨拶
松井彰彦(東京大学大学院経済学研究科教授)
司会 森壮也
International Seminar 

情報保障:
日英同時通訳、日本手話通訳、日本語キャプション、点字資料

参加費:無料
主催 主催:東京大学REDDY* 日本貿易振興機構アジア経済研究所
共催 駐日イスラエル大使館
*JSPS科研費 JP17H00978(研究代表者:松井彰彦)
Embassy of Israel in Japan logo Embassy of Israel in Japan logo

お問合せ:reddy@e.u-tokyo.ac.jp

開催概要

2022/12/15

REDDY Public Lecture Information

Flyer (PDF)

REDDY/IDE-JETRO International Seminar

The Israel-Japan Disability Studies International Seminar
Date: 2022/12/15(Thu)13:30-16:00 (JST: +9:00)
online
Lecturer:
Zvika ORR (Senior Lecturer, Jerusalem College of Technology)
Atsubumi SUGIMOTO (Professor, Tokyo International University)

The Institute of Developing Economies(IDE-JETRO) conducted a research project on "'Disability and Development' in the Middle East" from 2019-2021 to report and discuss the situation of persons with disabilities in countries and regions throughout the Middle East, including Iran, Lebanon, Turkey, Israel, and Palestine. The discussed issues are the activities of organizations concerned, and national policies. While the research group achieved significant results, the final report book did not include much on disability studies in Israel, though the Israeli expert participated . We will disseminate valuable research results that are not well known in Japan in the form of an international seminar. The theme of this seminar is "Considering the 'Localization' of the Convention on the Rights of Persons with Disabilities (CRPD)," which was ratified in 2006 and issued in 2008. The issue of harmonization with existing legislation in each country was discussed from the outset, as well as the need to increase awareness of the Convention itself. On the other hand, in disability studies in Israel, the influence of the Haredi, or ultra-Orthodox Jewish community within Judaism has been attracting attentions. The study by Israeli expert presents findings gained through surveys of members of the conservative society, which is a major barrier in the acceptance of the various concepts of the CRPD, and the issues that need to be considered around localization. Although the study is an Israeli case study, it offers significant suggestions for many developing countries where development is still a current issue.
We will have another presentation by Japanese researcher, which will discuss the similar issue regarding the localization of rights of language related to Sign Language. The comparison between the two resesarches would be very interesting. This seminar will introduce the study and discuss similar issues in Japan and how to approach and solve them from the standpoint of social science.

Table(Tentative):
13:30-13:40
Welcome Speach:
Mayumi MURAYAMA (Executive Vice President, IDE-JETRO)
Opening Remarks:
Efrat MACHIKAWA (Embassy of Israel in Japan)
13:40-13:50 Introduction:
Soya MORI (Senior Research Fellow, IDE-JETRO)
International Seminar Soya MORI
13:50-14:40 1st talk:
Zvika ORR (Senior Lecturer, Jerusalem College of Technology)
"Introducing the concept of disability rights in local communities: An Israeli case study"
International Seminar Zvika ORR
14:40-14:50 Short break
14:50-15:40 2nd talk:
Atsubumi SUGIMOTO (Professor, Tokyo International University)
" Japanese Laws and rights of Language-Necessary conditions and issues to introduce the international concept of rights of language into Japanese law"
International Seminar Atsubumi SUGIMOTO
15:40-16:00 Discussion:
Interaction of Norms
International Seminar Akihiko MATSUI
Closing remarks:
Akihiko MATSUI (Professor, University of Tokyo)
Moderator: Soya MORI

Accessibility:
Japanese Sign Language interpreter service and CART captions would be offered.
Blind and people with visual impairment could be offered text data of the materials upon request.

Participation fee: Free (pre-registration required)
Organizer: REDDY, University of Tokyo*, IDE-JETRO
Co-organizers: Embassy of Israel in Japan
*JSPS KAKENHI Grant Number JP17H00978 (Head Investigator: Akihiko Matsui)
Embassy of Israel in Japan logo Embassy of Israel in Japan logo

inquiry:reddy@e.u-tokyo.ac.jp

REDDY/IDE-JETRO International Seminar

2022年12月6日・13日・20日

「障害と経済」 特別講義のご案内

「障害と経済」×『マイノリティだと思っていたらマジョリティだった件』 特別講義
日時 2022年12月6日・13日・20日(火曜日)8:30-10:15(am)
司会:松井(総合司会)・塔島
12月6日(火)8:30-10:15 (am)
「テーマ:フツウの世界からはじかれて暮らすことになりましたが、元気でやっています」
 登壇者:小林エリコさん、吉野靫さん(オンライン)、前川直哉さん(オンライン)
12月13日(火)8:30-10:15(am)
「テーマ:フツウと違う家族も悪くない、フツウにこだわらなければ」
 登壇者:加納土さん、ナガノハルさん、村山美和さん(オンライン)、田中恵美子さん
12月20日(火)8:30-10:15(am)
「テーマ:居場所がないので、つくってみました」
 登壇者:小川てつオさん、丹羽太一さん、アベベ・サレシラシェ・アマレさん、石川浩司さん
当日の予定:
8:30 授業開始
   ゲスト紹介、当日のテーマ・進行の説明(松井)
8:40~9:40(目安)
  お一人ずつ10分程度の話題提供(自己紹介と、(本に沿った内容で)当日のテーマについて、思うことなど)
9:50~10:15(目安)
  全体討論、質疑応答

お問合せ:reddy@e.u-tokyo.ac.jp

書籍『 マイノリティだと思っていたらマジョリティだった件

マイノリティだと思っていたらマジョリティだった件 書影

〈編著〉松井彰彦・塔島ひろみ
〈著者〉小林エリコ/西倉実季/吉野靫/加納土/ナガノハル/村山美和/田中恵美子/小川てつオ/丹羽太一/アベベ・サレシラシェ・アマレ/石川浩司/前川直哉

兄の性暴力で子ども時代を失った人、突然に難病に襲われ死の淵を見た人、アングラミュージシャンの夫と離婚しシングルマザーとなった人、トランスジェンダーゆえに説明し続けなければならない人、精神障害のある母親に育てられた人、幼年時代に親と離れて施設で暮らした身体障害のある人、顔に生まれつき変形がある人、元たまの人、テント村で暮らす人……。「フツウから外れた」とされる人々がつづるライフストーリー14編を収載。社会の不平等や偏見、家族のトラブルや無理解などに悩み、抗い、時にやりすごして今、それぞれ何を思うのか――。

 発行:ヘウレーカ
 価格 1,800円+税
 ISBN978-4-909753-14-4

詳細は ヘウレーカのページへ

2022年5月28日

REDDY公開講座

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REDDY公開オンラインセミナー

『障害と開発』に関する開発経済学研究
 講師:高崎善人教授(東京大学大学院経済学研究科)

5月28日(土曜日)、にて公開オンラインセミナー「『障害と開発』に関する開発経済学研究」を開催しました。

障害と開発に関する開発経済学研究を概観し、報告者がこれまで行ってきた、フィールド実験・心理学実験を含む一連の実証研究を紹介する。(1)アフリカにおける障害者データ、(2)障害と貧困の関係(アフリカ、カンボジア)、(3)障害者対象職業訓練(カンボジア、ルワンダ)、(4)インクルージョンと民族融和(ルワンダ)。特に、現在行っている、アフリカ諸国の新しい障害者データの構築、そのデータを使ったアフリカ諸国における障害と多元的貧困の関係について、研究成果を報告する。
(参考URL:https://sites.google.com/site/takasakiweb/

日時 2022年5月28日(土曜日)10:00-12:00
プログラム
10:00-10:05 開催の挨拶 松井彰彦(東京大学大学院経済学研究科教授)
10:05-11:25 講演  高崎善人(東京大学大学院経済学研究科教授)
11:25-11:55 質疑応答
12:00 閉会の挨拶 森壮也(日本貿易振興機構アジア経済研究所新領域研究センター研究員)
司会 森壮也

情報保障
手話通訳と文字通訳、視覚障害者用読み上げ用テキストデータ

参加費:無料
主催 東京大学REDDY(科研費17H00978「多様性の経済学」(研究代表者:松井彰彦))

お問合せ:reddy@e.u-tokyo.ac.jp

開催概要

2019年11月30日

REDDY公開講座

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REDDY公開講座「障害者差別解消法の見直しの課題ー障害平等研修と障害の社会モデル」

11月30日(土曜日)、東京大学本郷キャンパスにて公開講座「障害者差別解消法の見直しの課題ー障害平等研修と障害の社会モデル」を開催しました。
11月30日公開講座 全体写真

日時 2019年11月30日(土曜日)13:00-16:00
会場 東京大学本郷キャンパス 経済学研究科棟 地下1階 第一教室

公開講座の趣旨
2013年に成立し、2016年から施行されている「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」(障害者差別解消法)の見直しの検討が内閣府の障害者政策委員会で進められています。障害者権利条約の批准に向けての国内措置として整備された同法の見直しの主な課題として、①差別の定義の欠如、②民間事業者に対して合理的配慮が義務付けられていないこと、③紛争解決の仕組みが十分でないことが指摘されています。来年、2020年に予定されている日本の障害者権利条約の初回審査に向けても、この法律を同条約に対応した形に改正することは不可欠です。
障害平等研修(Disability Equality Training: DET)は、その障害者差別解消法を実施するための研修として推進されてきました。DETは、障害者の社会参加や多様性に基づいた共生社会を創ることを目的として、障害者自身がファシリテーターとなって進めるワークショップ型の研修です。対話を通じた「発見」を積み重ねていくなかで、差別や排除など、社会のなかにある様々な「障害」を見抜く力を獲得し、それらを解決していくための行動を形成します。障害の社会モデルに基づく、DETの新たな教材動画「I am You」を紹介します。以下のリンクで、一部をご覧いただけます。
www.youtube.com 障害平等研修フォーラム 教材動画「I am You 」トレーラー
共生社会づくりのために、障害者差別解消法の見直しや障害平等研修に、ご関心のある皆様のこの公開講座へのご参加を歓迎します。

プログラム
13:00 開会挨拶 松井彰彦(東京大学経済学研究科教授)
11月30日公開講座 松井彰彦
13:05 第1報告 「障害者差別解消法見直しの課題ー障害者権利条約の初審査に向けて」 池原毅和(DETフォーラム監事、弁護士)
11月30日公開講座 池原毅和
13:55 指定発言 川内美彦(東洋大学人間科学総合研究所客員研究員)
11月30日公開講座 川内美彦
14:05 質疑応答
11月30日公開講座 質疑応答 池原・川内
14:30 休憩
14:45 第2報告 「障害平等研修(DET)と社会モデルー新たな動画教材」 久野研二(DETフォーラム代表理事、国際協力機構国際協力専門員)
11月30日公開講座 久野研二
15:30 質疑応答
15:55 閉会の挨拶 久野研二
16:00 閉会

情報保障・アクセシビリティ
手話通訳、文字通訳、磁気ループ、点字レジュメ、拡大文字レジュメ、視覚障害者用読み上げ用テキストデータ

入場料:無料
主催 東京大学REDDY(科研費17H00978「多様性の経済学」(研究代表者:松井彰彦))
共催 特定非営利活動法人 障害平等研修フォーラム
   科研費「東アジアにおける障害者権利条約の実施」(研究代表者:長瀬修)

お問合せ:reddy@e.u-tokyo.ac.jp

開催概要

2018年12月22日

REDDY公開講座

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REDDY公開講座「障害者権利条約の実施――批准後の日本の課題」

12月22日(土曜日)、東京大学本郷キャンパスにて公開講座「障害者権利条約の実施――批准後の日本の課題」を開催しました。
12月22日公開研究会 全体写真

日時 2018年12月22日(土)午後1時30分〜4時45分(午後1時開場)
会場 東京大学本郷キャンパス 経済学研究科棟 地下1階 第一教室  

公開講座の趣旨
 この公開講座では,障害者権利条約の実施を取り上げ、批准後の日本の課題を考えます。日本は、この条約を2014年1月に批准し、2016年に国家報告を障害者権利委員会(ジュネーブ)に提出し、2020年に報告審査を受ける予定です。報告審査に向けて、この公開講座においては、日本による条約の実施をめぐる現状と課題を多角的に明らかにしていきます。
 2018年12月刊行の『障害者権利条約の実施――批准後の日本の課題』(信山社)への論文寄稿者23名の中から、障害者権利委員会の委員である石川准(社会学)、自立生活と障害女性に関する論文をそれぞれ寄稿された田中恵美子(社会福祉学)と瀬山紀子(社会学)、本書の編者である長瀬修(障害学)と川島聡(国際人権法・障害法)が登壇します。各講演は、質疑時間を含めて30分です。

情報保障
 手話通訳,文字通訳,磁気ループ

プログラム
司会 長瀬修・松井彰彦
13:30-13:40 開会の言葉 松井 彰彦
12月22日公開研究会 松井彰彦
13:40-14:10 第1講演 「批准後の障害者政策」 石川 准(静岡県立大学)
12月22日公開研究会 
14:15-14:45 第2講演 「障害者権利委員会――報告制度」 長瀬 修(立命館大学)
12月22日公開研究会 長瀬修
14:45-15:00 休憩
15:00-15:30 第3講演 「障害者権利委員会――個人通報制度」 川島 聡(岡山理科大学)
12月22日公開研究会 川島聡
15:35-16:05 第4講演 「自立生活」 田中 恵美子(東京家政大学)
12月22日公開研究会 田中恵美子
16:10-16:40 第5講演 「障害女性」 瀬山 紀子(埼玉県男女共同参画推進センター・淑徳大学非常勤講師)
12月22日公開研究会 瀬山紀子
16:40-16:45 閉会の言葉 長瀬 修
主催:科学研究費 17H00978「多様性の経済学」(REDDY):研究代表者 松井彰彦
共催:立命館大学生存学研究センター
   科学研究費 18K01981「東アジアにおける障害者権利条約の実施」:研究代表者 長瀬修

お問合せ:reddy@e.u-tokyo.ac.jp

開催概要

2018年4月7日

REASE-REDDY 公開研究会

チラシはこちら (PDF)

REDDY公開研究会「わたしと地域の回復—多様性のまちづくり 二つのLIFETIMEとこれからのコミュニティ」(社会資本としての住環境研究会 第2回)

4月7日(土曜日)、東京大学本郷キャンパスにて公開研究会「わたしと地域の回復—多様性のまちづくり 二つのLIFETIMEとこれからのコミュニティ」(社会資本としての住環境研究会 第2回)を開催しました。
4月7日公開研究会 全体写真

日時 2018年4月7日(土)14時-17時(開場13時半)
会場 東京大学本郷キャンパス 学術交流棟1階 第2セミナー室 アクセス (PDF)
主催:東京大学REDDY(研究代表者:松井彰彦、科研費基盤研究(A)17H00978)
   一般社団法人LIFETIME HOMES ASSOCIATION
登壇者:
熊谷晋一郎(東京大学先端科学技術研究センター准教授、当事者研究Lab.
丹羽太一 (東京大学REDDY、一般社団法人LIFETIME HOMES ASSOCIATION
4月7日公開研究会 登壇者
入場料:無料

4月よりREASEはREDDY - Research on Economy, Disability and DiversitY:「多様性の経済学」として新しい段階に入ります。

 今回の公開研究会は,一般社団法人LIFETIME HOMES ASSOCIATION「社会資本としての住環境研究会」の企画として、まちづくりの側面から障害について考える、私たちにとっては新しい試みです。
 イギリスで住宅設計の基準としてつくられた"LIFETIME HOMES"、地域計画の指針としてつくられた"LIFETIME NEIGHBOURHOODS”は、「ライフタイム」、つまりそこに住む人たちひとりひとりの生涯を見通して、高齢者や車いすを使用する障害者も暮らしやすい住環境づくりのために考えられています。
 この「ライフタイム」という考え方をひとつの切り口に、REASEのメンバーでもある東京大学先端科学技術研究センター熊谷晋一郎准教授に、個人史としての「ライフタイム」とそこから考えるこれからの地域の、物理的あるいは本質的なあり方の可能性を探っていただきます。

 日本における地域包括ケアシステムは、福祉施設や公的な社会住宅だけでなく、戸建て住宅やマンションなどの個人住宅もその制度の中心基盤においています。これらの住宅を社会的インフラストラクチャーとして捉えた時、主に障害者や高齢者を対象としたバリアフリーやユニバーサルデザインというこれまでの建築や住宅における考え方は、今後どのような方向を目指すべきなのでしょうか。「社会資本としての住環境研究会」では、ライフタイム・ホームズという住宅の作り方を契機にし、さらに「障害の社会モデル」や「合理的配慮」というキーワードから、もう一度、バリアフリーやユニバーサルデザインを捉え直す試みを行い、そこから障害当事者が参加する計画のプロセスや、それによって見直される建築や住宅のデザインの手法、そして住み続けられる「まち」について考えています。

プログラム
14:00-14:05 開会の挨拶 松井彰彦(東京大学経済学研究科 教授)
14:05-14:35 丹羽太一 「LIFETIME NEIGHBOURHOODSという考え方」
4月7日公開研究会 丹羽太一
14:35-14:45 休憩
14:45-15:45 熊谷晋一郎 「わたしと地域、二つのLIFETIMEから回復を考える」
4月7日公開研究会 熊谷晋一郎
15:45-16:00 休憩
16:00-17:00 全体討論
4月7日公開研究会 全体討論

情報保障:手話通訳、文字通訳

お問合せ:reddy@e.u-tokyo.ac.jp

開催概要

*2018年1月に開催した第1回研究会「地域の中で考える住宅のあり方について」の内容は以下でご覧いただけます。
http://www.lifetimehomes.jp/events01.html