精神疾患を抱える人々は長らく社会から忌避されてきたが、特に薬物依存症に対する社会の目は厳しさを増している。違法薬物で逮捕された芸能人はメディアで糾弾され、医療現場では薬物依存症を受け入れない病院も存在する。
外来通院する依存症患者の治療ドロップアウト率は高く、約7割が通院治療を中断してしまうという現実がある。社会や医療に繋がれない患者は再び薬物に依存する道を選んでしまう。
依存症は悩みや苦しみを抱えても人に相談できず、心の痛みを緩和するために、モノや行為に頼る病であり、「人に依存できない」病である。もっと言えば、安心して「人に依存できない」病だと言える。
したがって、薬物依存症の患者を社会から排除するのではなく、さまざまな機会を提供し、つながりを築く支援が必要である。
長年にわたり依存症治療に取り組み、「スマープ」(SMARPP; Serigaya Methamphetamine Relapse Prevention Program:せりがや覚せい剤依存再発防止プログラム)の開発にも取り組んでいる松本俊彦先生にお話いただく。
『ホームレス文化』(キョートット出版)発刊を記念して、都内公園のテント村で約20年ホームレス生活を続ける小川てつオさんを講師に招き、対話の会を開催します。
野宿者たちはなぜ野宿者として生きるのか、野宿者たちの日々の暮らしとはどのようなものか、そこにはなにがなく、なにがあるか、「支援」の対象としてばかり考えられがちな野宿者の存在を、別角度から捉え直す場にできればと考えます。
自身の社会でのあり方に不安や問題意識をお持ちの方、何らかの社会問題に関心をお持ちの方、とりわけ学生のみなさんに是非ご参加いただきたく、ご来場を心よりお待ちします。
旅館の主人今野秀則さんと共に木村真三先生が旅館再開を進めている松本屋(裏に新館があり、そちらを改修し旅館として再開予定。再開は、東日本大震災から15年になる2026年3月11日を目指す。)写真提供:木村真三先生
津島復興会議の第2回に参加した。
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