メンバーの研究
2020年2月
金子能宏
2019年9月、REDDYメンバーの金子能宏先生が永眠されました。
金子先生には、1期目のREAD（障害と経済の研究）立ち上げ時より、本プロジェクトに多大なご貢献をいただきました。特にREADおよび2期目のREASE時に行った本プロジェクト最大の共同作業である統計調査は、金子先生抜きには果たせなかったものです。
どうか安らかにご永眠されますよう、メンバー一同、ご冥福を心よりお祈り致します。
REDDYメンバー一同
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専門
財政学、公共経済学、社会保障論、医療経済学
学歴
1990年3月：一橋大学大学院経済学研究科博士課程修了（経済学博士）
職歴
- 1990年4月－1991年3月：一橋大学経済学部助手
- 1991年3月－1993年4月：日本学術振興会特別研究員
- 1993年4月－1996年3月：日本労働研究機構研究員
- 1996年4月－2003年3月：国立社会保障・人口問題研究所,社会保障応用分析研究部室長
- 2004年4月－2010年3月：国立社会保障・人口問題研究所,社会保障応用分析研究部長
- 2010年4月－2014年3月：国立社会保障・人口問題研究所, 社会保障基礎理論研究部長
- 2014年4月－2016年7月：国立社会保障・人口問題研究所, 政策研究連携担当参与
- 2016年8月－2018年3月：一橋大学, 経済研究所世代間問題研究機構, 教授
- 2018年4月－2019年9月：日本社会事業大学, 社会福祉学部, 教授
主な著作・翻訳・論文
＜著書＞
- 『社会保障の国際比較研究：制度再考に向けた学際的・政策科学的アプローチ』（共編著）ミネルヴァ書房、2014年
- 『新たなリスクと社会保障－生涯を通じた支援策の構築』（共編著）東京大学出版会、2012年
- 『社会保障と社会市場論：社会保障の一般理論を考える』（共著）社会保険研究所、2010年
- 『年金の経済分析』（共著）東洋経済新報社、1996年
他多数
＜翻訳＞
- 『格差拡大の真実：二極化の要因を解き明かす』（共訳）経済協力開発機構編著、2014年
他多数
＜論文＞
- 「自殺予防における電話相談活動状況について-「いのちの電話」相談員に対する調査から」、Suicide prevention and crisis intervention、27(1)、pp.44-49、
2006年、（共著）
- 「自殺の社会経済的要因と自殺予防の経済効果」、『労働の科学』、労働科学研究所、59(1)、pp.21-24、2004年、（共著）
- 「働きざかり (中高年) の自殺の問題」、『こころの臨床』、23(1)、pp.67-72、2004年、（共著）
- 「自殺の社会経済的要因と自殺予防の経済効果」、『季刊社会保障研究』、国立社会保障・人口問題研究所、40(1)、pp.75-87、2004年、（共著）
- 「動向 自殺の社会経済的要因と自殺予防対策の国際比較」、『海外社会保障研究』、国立社会保障・人口問題研究所、145、pp.89-97、2003年、（共著）
他多数
＜受賞＞
- 読売新聞社・日本労働研究機構主催 労働関係図書優秀賞（『年金の経済分析』（共著）東洋経済新報社, 1996年
金子能宏先生を偲んで 長江亮
