同志社大学商学部 准教授 [経済史]
研究テーマ
近代日本看護史
その研究を始めた理由、きっかけ
日本の女性労働のあり方に、大学生以降、関心を持ち続けているからです。
今までの活動・研究について
看護婦が、在宅及び医療施設において、どのような働き方をしてきたのかを研究し続けています。
拙著では第二次世界大戦前における看護婦労働の大枠を書き記したつもりです。今後は、さらに史料を収集して、第二次世界大戦後の看護婦労働の劇的な変化に加えて、「社会の中の貧困と看護婦のあり方」という方向性の研究を模索していきたいと考えています。
なお、「看護婦」という名称は歴史的用語として使用しています。
最近気になっている問題、または印象深かった出来事など
商学部で働いているということもあり、障害を持たれた方がビジネスとどのように関わってこられたのか、関わり方はどのように変わろうとしているのかについて、(研究というよりは)個人的な関心があります。
例えば、最近、パラスポーツとエンターテイメントが融合したCyber Bocciaの存在を知りました。授業においてパラリンピックの歴史を取り上げてきたこともあり、このような方向性には強く興味があります。
また、障害を持たれた方が創作されたアートが商品に応用され市場で評価されていく過程にも関心があります。